DCI:ケニアの地域情報/アバーディア&ケニア山国立公園情報

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ケニアの地域情報

大自然と野生動物の宝庫ケニアで生まれた言葉「サファリ」とはスワヒリ語で「旅」を意味します。一般的にサファリ・ドライブ(ゲーム・ドライブとも言います)は動物たちが暑い日中を避け動き始める早朝と夕方に行います。日中は読書などでポロポロ・タイム(のんびりという意味)。サファリカーは天井が開く6〜9人乗りのワンボックスタイプか4WDタイプ(主に雨季用)を使用します。一般的なサファリはもちろん、マサイマラでのバルーン・サファリやナイバシャ湖でのボート・サファリ、アバーディアでのロッジからの居ながらサファリなど、訪れる国立公園・保護区により楽しみ方もいろいろです。 

アバーディア&ケニア山国立公園情報



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アバーディア国立公園 (ABERDARES NATIONAL PARK)

この公園内には、有名な2つのロッジ(ジ・アーク/ツリートップス)があり、ロッジののテラスから“居ながらのサファリ”行いますので、他の国立公園におけるサファリとは少々趣が異なっています。
この“居ながらサファリ”を楽しんでもらうために、両ロッジ前には、水飲み場を設置しており、そこへ“水を飲み”、またロッジ側がまく“塩を舐め”にやってくる動物を観賞します。また夜間になってもライトが照らされており、24時間の観察が可能です。
各部屋にはブザーが取りつけてあり、昼夜を問わず、新しい動物がロッジ前へ姿を現わすと、スタッフが“ブザー”で宿泊客へその内容を知らせています。そしてその“ブザー”の回数で、“どのような動物がロッジ前に現れた!”かが分かるようになっています。後は、その回数を聞いた人が各自の判断で、その動物を観察するか?どうか?を決めていただきます。
(補足ですが、昼はテラスに‘ヒヒ’が図々しく上がってきたり、夜はライトの明かりにやってくる甲虫類を求めて‘ブッシュベイビーが上がってくることがあります。)
尚、一般の車両は基本的に立ち入りが禁止されていてますので、この公園では“居ながらサファリ”だけでサファリ・ドライブはできません。
このロッジに宿泊する注意事項として、両ロッジともに“幼児の宿泊”を敬遠しています。理由は、乳幼児の泣き声や、叫び声等で、野生動物が警戒して姿を現わさないことがあるからです。年齢制限の目安ですがジ・アークが7歳以下、ツリートップスが10歳以下です。但し厳密にロッジ側も子供の年齢の確認をしている訳ではないので、乳幼児以外で上記の年齢以下のお子様の場合は弊社スタッフへお問い合わせください。

ケニア山国立公園 (MT. KENYA NATIONAL PARK)

アフリカ大陸では、隣国のタンザニアのキリマンジャロ山(5895 m)に次ぐ第二の高山であるケニア山(5199 m)がメインで、山頂を含め海抜3200m以上の部分とそれ以下の主な登山道から成り立つ国立公園です。(総面積715 k㎡)
ケニア山は、インド洋からの雲がぶつかるのが影響して、降水量と気温の違いが生じ、様相を見せています。

さらに植物は高度に従ってハッキリした変化があります。
2100−2400 mは“亜熱帯性の森林帯”、2400−2800 mは“高さ10mを超える竹薮”、2800−3000 mは“高地森林”、3000−3300 mは“低木地帯”、3300−4300 mは“セネシオやロベリアなどのアルペンゾーン”、そして4300 mから上はわずかな草が見られるほかは何も無い地帯であります。
この公園は、登山・高植物の観賞などの特殊な目的だけで、サファリの対象とはなりません。。

登山に関しては、現在登頂ルートは地図上では大小6つぐらいありますが、登山客がアクセスしやすいように登山道や宿泊施設が多く整備されて一般的になっているルートは西側からの“ナロモロ・ルート”になります。
ナロモロ・ルートと反対側の東側からの登る“チョゴーリアルート”です。
ただしこのルートは景観等の変化に富んでおりすばらしいのですが、登山道の整備の不十分、宿泊施設も完治していないことから、余りお勧めできるルートではありません。

両ルートともに登頂に関して厳密に言いますと、ケニア山の最高峰はポイント・バチアンですが、ここには本格的なロック・クライミングなどの高度な登山技術を必要とするので、一般登山者は第三の峰・レナナ峰の登頂をもってケニア山の登山は終了と見解されています。この登山の所要期間はナロモル・ルートで最低2泊3日で行えます。

お勧めする登山時期は、小雨季が終わる12月中旬から大雨季の始まる3月下旬までと、大雨季が終わる8月初旬から小雨季の始まる11月上旬です。

ベストシーズンは乾季の真っ只中の2月前後ですが、これはあくまでも目安としてお考え下さい。
高山である為に気候の変化は多々あり、乾季でも雨が降ることがあるので、随時注意は必要です。
以上のように登山が一番のメインになるこの国立公園ですが、ただこの公園外の南西山麓、ニエリタウン北東に(ニエリから約1時間)アバーディア国立公園と同じような“居ながらサファリ”ができる宿泊施設(マウンテンロッジ)があります。