DCI:ケニアの地域情報/ナクル湖国立公園情報

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ケニアの地域情報

大自然と野生動物の宝庫ケニアで生まれた言葉「サファリ」とはスワヒリ語で「旅」を意味します。一般的にサファリ・ドライブ(ゲーム・ドライブとも言います)は動物たちが暑い日中を避け動き始める早朝と夕方に行います。日中は読書などでポロポロ・タイム(のんびりという意味)。サファリカーは天井が開く6〜9人乗りのワンボックスタイプか4WDタイプ(主に雨季用)を使用します。一般的なサファリはもちろん、マサイマラでのバルーン・サファリやナイバシャ湖でのボート・サファリ、アバーディアでのロッジからの居ながらサファリなど、訪れる国立公園・保護区により楽しみ方もいろいろです。 

ナクル湖国立公園情報


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ナクル湖国立公園 (LAKE NAKURU NATIONAL PARK)

ナイロビから北西(約160 km/約2.5−3時間)に位置し、ケニア国内の国立公園としては、ナイロビ国立公園の次に小さな公園であり(総面積188 k㎡)、公園自体が動物の保護政策的な事柄がとても加味されているのが大きな特徴です。
 
この公園は、ケニア国内でも数少ない柵で覆われた国立公園の一つでもある為、各動物に遭遇する確立が比較的高いです。nPark3_01.jpg
フラミンゴの群棲地としても有名であり、時期によって大きく異なりますが最盛期には数万羽から数十万羽のフラミンゴが湖に集まり、湖面がピンク色に染まって見える事があります。ただこの湖は、季節により湖の水位が大きく変わるので、特に“乾季”にはフラミンゴが他の湖へ移動してしまうことがあります。
これらの生態系は「人間が導入した“ティラピア(魚)”が大きく影響している」とも言われております。
 
nPark3_02.jpg哺乳類では、他の地域で保護されたヒョウを受け入れたり、1977年に絶滅に瀕したウガンダキリンを受け入れたり、1994年に南アフリカからシロサイを導入したりしています。
ウガンダキリン(別名:ロスチャイルドキリン)の特徴は、アミメキリンに比較的網目模様が似ていますが(厳密に言うと、アミメキリンとマサイキリンの中間くらいの模様)、このキリンがアミメキリンと大きく違うところは、アミメキリンはアミメ模様が足元まで続いているのに対し、ウガンダキリンは膝から下は模様が無くなり、白くなっている点であります。
 
ナクル湖の名物になりつつあるサイは2種類生息しています。
かつてはケニア国内の至る所に多数生息していたのが“クロサイ”ですが、密猟でその数が激減してしまい、ケニア国内では殆ど見られなくなってしまいました。そこでケニア政府は、南アフリカから“シロサイ”を導入し、クロサイとともに公園内に保護を行なっていて、近年では生息数の増加(繁殖)も確認されています。尚、公園内で良く観察できるのは“シロサイ”です。
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さて、このシロサイとクロサイの見分け方ですが、両者の名前から想像すると、体色が違うように思われがちですが、体色は殆ど同じであり(同じ灰色)、一番の違いは口の先端の形状です。クロサイの口先が尖っているのに対して、シロサイは口先が草を食べやすいように幅広になっています。また、シロサイの方がクロサイより一回りほど大きいです。一般に“サイ”と言うと“孤独な動物”の印象があるようですが、確かにクロサイは、“単独行動”を好むのに対して、シロサイは同種の固体が近辺にいてもあまり気にはならないようで、運が良ければ、この公園内でシロサイの群れ(2〜3頭)を観察できるかもしれません。