DCI:ケニアの地域情報/マサイ・マラ国立保護区情報

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ケニアの地域情報

大自然と野生動物の宝庫ケニアで生まれた言葉「サファリ」とはスワヒリ語で「旅」を意味します。一般的にサファリ・ドライブ(ゲーム・ドライブとも言います)は動物たちが暑い日中を避け動き始める早朝と夕方に行います。日中は読書などでポロポロ・タイム(のんびりという意味)。サファリカーは天井が開く6〜9人乗りのワンボックスタイプか4WDタイプ(主に雨季用)を使用します。一般的なサファリはもちろん、マサイマラでのバルーン・サファリやナイバシャ湖でのボート・サファリ、アバーディアでのロッジからの居ながらサファリなど、訪れる国立公園・保護区により楽しみ方もいろいろです。 

マサイ・マラ国立保護区情報



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マサイ・マラ国立保護区 (MASAI MARA NATIONAL RESERVE)

ケニアの西南部、タンザニアのセレンゲティー国立公園と南側が隣接していて、マサイ・マラ国立保護区だけでその面積が大阪府と同じぐらいの大きさを誇ります。(総面積1,627 k㎡)
 
ここの気候は、ケニア東のインド洋よりもマサイ・マラの西に位置するビクトリア湖の影響を受けやすいので、ナイロビやアンボセリ国立公園や、ツァボ国立公園とは少々趣が違います。
ナイロビからの道は、途中からかなりの悪路部分になる為に(かなり凸凹していて、しかもほこりっぽい)距離の割には所要時間がかかってしまいます。(約250−300 km/約5−6時間)
一般の人達には、あまり知られておりませんが、マサイ・マラは国立保護区内のエリアが、NAROK COUNTRY COUNCIL(ナロックカントリーカウンシル)と、保護区外の北西部分のエリアが、TRANS MARA COUNTRY COUNCIL(トランスマラカントリーカウンシル)と別れていて、両エリアともに立ち入る場合は、各々入園料を取られてしまいます。
それなので、宿泊しているロッジが保護区内か?北or北西部の保護区外か?の違いで、どちらのエリアでゲームドライブをしようか?を決めています。
nPark5_01.jpgこのように説明すると、“もしマサイ・マラへ訪れる時に、保護区外に宿泊すると、保護区内に宿泊する場合と比べて動物の種類・数が少なく、損ではないのか?”と思われるかもしれませんが、マサイ・マラ国立保護区の境界線は、人間が便宜上の理由だけで、勝手に地図上で境界線を引いて、取り決めただけであり、この境界線には柵があるわけではなく動物は自由に行き来をし、生息していているので、保護区外に宿泊したとして動物は問題なく観察ができます。nPark5_02.jpg
 
国立保護区内、そして周辺は大草原・疎林体・沼沢地・川・丘陵と変化に富んでいてそれに伴い動物の種類も豊富です。
マサイ・マラは“国立保護区”なので、車輌の草地の乗り入れ規制が緩やかであり、サファリカーが動物のそばまで近づいて観察・撮影できる理由等から、この保護区は世界各国の人々からとっても人気のある場所になっていますが、最近ケニア政府が“草地の乗り入れを規制しよう!”とする動きが出てきています。
 
生息している動物層は、ライオン・ゾウ・キリン・バッファロー・チーター・ダチョウ・カバ等のサバンナの肉草食獣が多くいて、毎年7−8月になると隣接しているセレンゲティーから200万頭ともいわれる‘ヌー’の大軍が移動してくる事でも有名で、この時期はサバンナの大地がヌ—で黒く染まる事もあります。nPark5_03.jpg
ヌーは数ヶ月間マサイ・マラで滞在し、09−10月になると又セレンゲティーへ戻っていきます。
‘ヌー’という動物は、“神様が気まぐれで作ったのでは?”と思われているウシ科の動物で、ウマのような“尻尾”、ヤギのような“あごひげ”、ウシのような“角”を携えています。もともとヌーはイネ科の植物/“メガルカヤ”を食べるために、移動しますが、実は各動物達がこの草を分け合っています。まず草の先端をシマウマがちぎって食べ、ヌーは茎や葉の部分を、そしてトムソンガゼルが一番下にあたる茎の下をむしりとるように食べていて、1つの草でそれぞれが共存しています。
 
宿泊施設は、マサイ・マラ国立保護区内外に“ロッジ”タイプと“テント”タイプの宿泊施設が点在していて、色々な趣向や特徴がそれぞれにあります。
理由は、①この保護区外の広大なマサイ族協同組合の土地にも多くの野生動物が生息していることと、②保護区外であればレンジャーと伴なって行なう“ウォーキングサファリ”や“ナイトサファリ”のなどの興味深いアトラクションの制約が緩やかなので、ロッジ側はこれらのツアーを独自に企画&催行が可能になるメリットを考えると、必ずしも保護区内にロッジを建設する必要が無いという考え方があるからだそうです。(各ロッジ及びテントキャンプにより主催しているオプショナルツアーの内容が違うので、ご確認ください。)
nPark5_04.jpgまた、多くの人々が最も関心を示される“バルーンサファリ”について説明をしますと、マサイ・マラは“バルーンサファリ”を催行する事が許可されているケニア国内では数少ない場所であり(他はツァボ国立公園)、現地では数社のバルーン専門会社があり、一般の人々はそのプログラムに各宿泊先のレセプションで直接申し込む事ができます。
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バルーン会社は数社ありますが、“どこのバルーン会社へ申し込むか?”は、バルーンの離陸ポイントがマサイ・マラに数箇所あるので、宿泊するロッジの場所によって会社が決まります。
 
 
また、マサイ・マラ保護区内外には計で8箇所 (KEEKROK, MUSIARA, KICHWA, NGERENDE (MSC), OLEKIOMBO, SERENA, SIANA, SHIKAR)のエアー・ストリップがあり、利用者の需要によってAIR KENYA社, SAFARILINK社の国内線がナイロビまた他の地域からも毎日運行しています。